- 「生きているのがつらい」…生活保護を相談した74歳独居女性、役所で浴びせられた“心ないひと言”に涙 | ゴールドオンライン
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- 高齢期をひとりで迎える女性が増える中、「生活の困窮」だけでなく「孤独」や「人との接し方」によって支援を遠ざけてしまうケースが少なくありません。厚生労働省『国民生活基礎調査(2024年)』によれば、65歳以上の単独世帯は903万世帯に達し、過去最多。社会的な孤立が深刻な課題になりつつあります。誰にも相談できず、ついに生活保護の相談に向かったひとりの女性。しかし、そこで待っていたのは予想外の“ひと言”でした。
「もう…生きているのがつらいんです」
震える声でそう伝えると、担当の男性職員はしばらく沈黙した後、こう言ったといいます。
「娘さんは? 援助はもらえないんですか?」
芳江さんは言葉を失いました。
「10年以上前に、娘に絶縁されているんです。シングルマザーで育てて、苦労もしたけど…いつからか連絡もなくなって。結婚したと聞いたきり、孫の顔も見ていません」
職員は「分かりました」と言ってその場を去りましたが、数分後に戻ってきた際にこう付け加えたといいます。
「家族がいるのに生活保護って、正直、難しいですよ」
芳江さんは深くうつむき、「すみません…」とだけ答え、そのまま役所を後にしました。
「生活保護って、悪いことみたいに扱われるんですね。恥ずかしくて、もう行けません」

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