- 食事は男性が奢って当然?広がる世代間ギャップ | 激変!ニッポンの結婚 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
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- 結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回はデートにおける女性側の「世代間ギャップ」について解説します。コロナ禍で人と会うこと…
■「デートで5000円取られた」と苦情
デート代を絶対に出さない女性もいます。結婚相談所では、1回目のデート代は男性が出しますが、2回目以降はお2人にお任せすることになっています。2回目のデートの食事で、その女性は払うつもりはなかったけれど、形式的に「いくらですか」と聞いたら、2人で1万3000円。男性から「僕が8000円出すから、君は5000円ね」と言われて悔しかったそうです。
あとから私に「デートで5000円取られた」「あの男性、最悪だわ」と文句を言っていました。「そんなふうに言うなら、最初から『ごちそうさまでした』と言えばよかったのでは?」と言うと、それはできないそうです。要は「図々しい」と思われたくないけれど払いたくないんですね。
別の女性は、5回目のデートで男性がお酒をかなり飲んで酔っぱらってしまい、仕方がないから2万円を支払ったそうです。すぐに私に電話をしてきて「これまでは全部おごってもらっていたのに、今回は2万円、私が立て替えました。相手の相談所に連絡して2万円の返金を依頼してもらえませんか?」と言う。
「もともとデート代をすべて男性が出すというルールはないですよ」と言うと、「私のほうが若いし、男がごちそうするのが当たり前ですよね」と主張。結局、そのデートを限りに女性は振られてしまいました。
■10年前とはアドバイスも変わっている
デート代は割り勘か、男性が出すのが当たり前か。30代の女性の多くは割り勘を当然と考えています。場合によっては、「今日は私のほうがいっぱい食べたから」と自分が多めに払ったり、おごったりすることもある。
しかし、40代半ばになると人によって意識が別れるようです。親の影響もあるでしょうし、本人もチヤホヤされた20代をそのまま引きずっているのかもしれません。
私も10年ほど前までは男性に対して「女性をお姫様扱いしてください」とアドバイスしていました。しかし、社会状況や経済状況が変われば、男女の関係性もそれぞれの価値観も変わります。