- 「家で焼けばいい」焼肉店離れが加速 なぜ人は焼肉店に行かなくなったのか #エキスパートトピ(山路力也) – エキスパート – Yahoo!ニュース
- https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7384a93e46a9374d2e9bedc5fdd69784afe3b638
- 焼肉店の苦境が続いています。東京商工リサーチによると、焼肉店の倒産件数は過去最多を更新する水準で推移しています。コロナ禍では換気性能の高さや「ひとり焼肉」の人気で注目された業態でしたが、輸入牛肉や野
焼肉店の苦境が続いています。東京商工リサーチによると、焼肉店の倒産件数は過去最多を更新する水準で推移しています。コロナ禍では換気性能の高さや「ひとり焼肉」の人気で注目された業態でしたが、輸入牛肉や野菜、米、光熱費、人件費などの上昇が重なり、中小規模や個人経営の焼肉店の環境は厳しさを増しています。
飲食業界全体が復調する中で、なぜ焼肉店の倒産が続いているのでしょうか。なぜ焼肉店は厳しい経営状況に置かれているのでしょうか。その背景と今後の展望を考察します。
エキスパートの補足・見解
コロナ禍で焼肉業界は、他の外食業態と比べるとダメージが少なく、比較的堅調に推移したとされています。その結果、他の業態と比べて改革や価格の見直しを迫られる機会が少なかった面も否めません。「失敗しきらなかった」ゆえに、変革が遅れたとも言えます。
経営を直撃しているのはコスト高騰の重なりです。円安を背景とした輸入牛肉の価格高騰、光熱費の上昇、そして人件費の増大が重なっています。しかも、物価高による消費者の節約志向が強まる中では、値上げをすれば客数が落ち、据え置けば利益が出ないジレンマがあります。
また生活者の消費行動の変化も看過できません。かつて焼肉は家族や友人と楽しむ定番の外食でした。しかし物価高が続く中で、家計を守るために外食回数を減らす人が増えており、焼肉は家でするという選択肢も広がっています。
今後はモバイルオーダーをはじめとするDX化によって人件費を抑制したり、食べ放題などコストパフォーマンスを訴求する業態がさらに増えていくでしょう。しかし本質はやはり商品でありサービスです。その店でなければ食べられないメニューや食べ方の提案など、他の店とは違う優位性を示せる店が生き残っていくと思われます。


