一般論の話だが、「自分はまだ若い」と勘違いしているおっさんはみっともない。
山寺宏一(C)日刊ゲンダイ
「山寺さんは6月17日の誕生日でちょうど60歳、還暦を迎えます。だからギリギリ50代の14日に結婚したともっぱらです。50代と20代の結婚と、還暦と20代の結婚では世間が持つイメージも違ってくるでしょうからね」(テレビ業界関係者)
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そんな人気声優・山寺宏一の結婚で「31歳差」より「3度目」より気になることがある。
山寺の最初の結婚は、1993年。相手は声優の「かないみか」で、当時、山寺は31歳、かないは29歳だった。そして2006年に離婚。
その後、再婚を発表したのが2012年。当時、山寺が51歳で、相手の声優、田中理恵が33歳。それからさらに6年後の2018年に2人は離婚、山寺は“バツ2”に。
そして、3度目の今回はタレントの岡田ロビン翔子、28歳だ。
「山寺さん自身も〈ツッコミどころ満載の二人かもしれませんが〉などとコメントしていましたが、3度ともアラサー女性と結婚しているので、ネット上では〈その年代の女性しか愛せないのか〉なんて妙なツッコミが入っているんです」(ニュースサイト編集者)
世の中には「とにかく自分よりうんと若い女性が好き」と言ってはばからない男性も確かにいるが、山寺の場合、初婚は年の差がほとんどない。単にそれだけというわけではなさそうだ。
夫婦問題に詳しいライターの日々晴雨氏が「あくまで一般論ですが」と前置きしてこう言う。
「年の差婚で見かけるのが、男性の精神年齢が若いケースです。そして、年の離れた男性と結婚した女性がよく言うのが〈彼は気持ちが若いから年の差が気にならない〉。実年齢は離れていても、精神年齢が近ければうまく行ったりしますが、5年、10年経っても彼の気持ちが若いままだと、今度はそれが不安になる。女性は精神年齢が上がっていくのに、男性は止まったまま。成長にズレが生じ、いつしか女性の方が成熟した大人になってしまう。いつまでも子供っぽい男性に不安を感じて離婚……年の差婚でままあるケースです」
そのタイミングが、女性の場合、アラフォーなんだとか。〈このまま彼と一緒にいても大丈夫だろうか〉〈今ならまだ人生をやり直せる〉などと、あれこれ思いを巡らす年代らしい。
「声優の山寺さんは、実年齢より若い世代も演じます。精神的に若くないと務まらない仕事でもある。とても還暦には見えない山寺さんにとって一番気が合うのが、もしかしたら“アラサー世代”なのかもしれませんね」(前出の日々晴雨氏)
ただの偶然だろうが、山寺はいずれも相手がアラサーの時に結婚、アラフォーで離婚している。キャリア36年で「七色の声の持ち主」と呼ばれる大御所が子供っぽいとも思えないが……。